予算管理

企業経営者の皆様、予算管理を毎月行い、経営を「見える化」しませんか?

☆弊事務所長が設立しました「合同会社原価計算」のホームページもご覧いただけましたら幸いです。製造業の予算管理について – 合同会社 原価計算 (genkakeisan.com)

予算管理の流れ

・翌年度開始までに予算を作成し、社員に示達します。
・月次決算を行い、予算の進捗状況を確認します。
・その年度内の今後の収支予測を立て、年度予算が達成できるかどうかを検討します
・毎月、「経営会議」または「営業会議」を行い、予算の進捗状況を幹部社員で共有します。
・年度予算の達成が難しい場合、販売力の強化や、原価・経費の削減を検討します。

予算案作成のポイント

予算案は、「売上予算」、「原価予算」、「経費予算」に分けて作成します。

売上予算(担当:営業部門)

 営業部門は、営業部門別(支店や販売店など)や、主要製品ごとに、売上予算を作成します。
 この際に、客先の発注見通しや、現在の製品の販売見込み、新製品の投入時期について検討することが重要です。

原価予算(担当:工場部門又は建設部門)

 工場部門又は建設部門は、製品ごとの材料費、外注費や、工場従業員の人件費や経費を集計し、原価予算を作成します。
 予算編成の際に、製品の製作数量や直接作業時間などを数値化しておくと、月次決算の際に、予算管理を有効に行うことが
できます。
 なお、小売業や卸売業の場合、営業部門が、調達部門と相談して、原価予算を作成します。

経費予算(担当:営業部門、一般管理部門)

 営業部門や一般管理部門は、経費予算を作成します。
 人件費については、翌年度に在籍する社員の給与・賞与等を積み上げます。
 人件費以外の経費につきましては、昨年度の予算や実績を参考にして、新たに必要となる項目を追加し、不要となる項目を
削除します。

予算会議の実施・予算案の承認 

各部門で作成した売上予算、原価予算、経費予算を集計し、会社全体の予算案を作成します。
予算会議を開催し、予算案を幹部で検討し、正式な予算として決定します。